設計

Date: 20th 10月 2018 / Author: YM-P / Category: Architects

沢山の方々にお越し頂いた内覧会

御施主様のご厚意にあらためて感謝申し上げます

[ I-HOUSE, 2018 ]を設計するにあたって、ご要望の一つとして挙がったのが「開放感」でした

LDKに入ると最初に目がいくのは印象的な大きな窓でしょう

対面以外に窓が無いこと・部屋の形が長方形型であること・壁が斜めになっていることによって、自然と目が向き方向性と奥行きを感じられます

「キッチンとダイニングテーブルの高さを揃えたい」とのご要望から設けた段差も開放感を感じさせる役割を担ってくれています

床を1段上がることにより天井は低く感じますが、1段下りる時は天井を高く感じます

この若干の変化が体感として広がりを感じさせてくれます

慣れとは怖いもので、この変化が無いと例え通常より高く設定した天井も、それに慣れてしまえば高いと感じなくなります

明るさに関してもコレと似たことが言えます

運転中トンネルに入った瞬間はとても暗く感じ、暫くすると目が慣れ それまでよりも少し明るく感じ始めます

逆にトンネルを出た瞬間は眩しいくらいに明るく感じますよね

暗い場所があるから明るい場所はより明るく感じ、暗い場所はより暗く感じられます

リビングを部屋の隅に配し、時間帯によっては光が入らないようにしたこともコレと同じ意味合いです

落ち着いたリビングがあることで、明るく開放的なダイニングがより一層引き立ち、トーンダウンしたリビングにはより安心感が生まれます

 

御施主様やお越し頂いた皆さんの反応を伺って、ようやく一安心しました

YM_P