昨日、住宅の「お引渡し」をしてきました。

いつも思う事ですが、お客様にお家をお渡しする時の
切ない気持ちは、娘を嫁に出す様な感じです。

朝９時に、お客様がくる事になってたので、一時間前に、
軽く掃除をしながら、思いをめぐらせていました。

前日までに、クリーニングは完了していたので、汚れている
訳ではないのですが、心の中で、
「がんばれよ〜。帰ってくんじゃねーぞー」って呪文のように
唱えながら、乾拭きの雑巾をもって、家中を行ったり来たり。


お客様に、鍵をお渡しして、今まで使っていた工事用の鍵が
使えなくなったとたん、更に寂しさがこみ上げてきます。



お引渡しを終えて、事務所に帰る道のりも、今までの思い出が
走馬灯のように駆け巡ります。



事務所に到着してからも、分かりやすい性格の僕は、どんよりと
した空気をかもし出していたようです。

ｗａｍｉｋｏから
「なんか、あった？元気ないよ？」

って聞かれたので、
「引渡ししてきたからや。」

って普通に答えたら

「うそや〜。本当はなんやったん？」って・・・




・・・・・本当なのに。



ここまで思い入れ強かったら、ちょっと気持ちわるい人のように
見られるので、それ以上は答えませんでした。



　でも、来週も会い行くんです。

　今度は表札のデザインについての打ち合わせです。
　隅っこに、小さくＮＯＢＵって入れとこうかと。。。
　そんな事すると、気持ちわるい人のように見られるのでやめときます。
　もう、思われているかもしれませんが・・・。