初老
初老(しょろう)とは、人の一生で、老化を意識し始めるとされる年代である。 かつて男性の大厄である数え年42歳(満40歳)に「初老の賀」で祝ったことから、 40歳の異称とされる。 しかし高齢者の多くなった現代では、還暦である60歳くらいを指すことも多い。 中年、熟年と年代的に重なるといえる。
この年齢には、体力の衰えを、目に見えて感じる。 脱毛症の顕在化や、老眼の進行で、眼鏡なしの生活が困難になることなどである。 また、生活習慣病や、心不全の危険性も高まる。
政財界の中枢を占める者は初老とされるこの年齢層の者が多く、 出世した者にとっては人生で最も充実した時期に映る こともある。その一方で、解雇や倒産で職を失った者にとっては、 ゼロからの転職は困難な年齢であり、 日雇いやホームレスに転落する危険性を最もはらむのも、 この年齢層である。
敬い、やさしく接しろ
私を。
by fowl
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