真夜中の製氷機

Date: 17th 2月 2018 / Author: ume / Category: Food

冬になると怖い話が読みたくなる

夏に怖い話とかナンセンス

クソ寒い真冬の夜中に怖い話読み漁って背筋バキバキに凍らせるのが本物の怖い話好き

そう、僕にとって怖い話シーズン真っ只中

そんな僕が体験したズイウン怖い話

 

 

先日、閉店後のカフェで締め作業を行なっていた時のことです

連日の降雪により外は真っ白、その日は運悪く吹雪いていました

徒歩通勤の僕を心配してくれた奥さんから迎えに行くという連絡が入りました

ありがとうと返事をし、締め作業を急ぎます

ひとりで夜の店内に残るのは少し嫌です

僕は霊感があるわけではないんですが、時々急に嫌な気配を感じてぞっとすることがあります

たとえば夜中ひとりで歩く帰り道

たとえば部屋でひとり本を読むとき

近ごろはズイウンでひとり締め作業を行うとき…

時刻は22時ごろ、店内には僕ひとりです

 

無事締め作業を終え、奥さんに終わった旨を連絡

店内の照明を全て落とし、2階のスタッフ休憩室で10分、20分と待ちます

BGMも灯りも消えたひとりぼっちのはずの店内です

ふと製氷機から氷の落ちる音がします

定期的に氷を作って貯めておく仕組みで、氷が落ちるのは20分に一回くらい

そのはずなのに

数十秒後、また氷の落ちる音がします

いや、これは氷の落ちる音ではなく製氷機を開け閉めする音だ

その直後、かすかな足音が1階から聞こえます

おかしい、誰もいないはず…

間も無くまた製氷機の開閉音と足音、僕は2階から動けません

もし泥棒なら僕は1階で危害を加えられるかもしれない

もし泥棒でない場合、鉢合わせたら一体どうなってしまうんだろう…

考える間も無く足音、もう耐えられません

意を決して2階から下り出口へ向かいます

なにか嫌な気配がする…しかし怖くて振り向けません

見ない見ない見ない見ない…一直線に出口へ向かいます

焦りながら外に出て鍵を閉めたところでちょうど奥さんが迎えに来ました

もしあの時振り向いて何かを見てしまった場合、僕は無事に帰れたのでしょうか…

 

以上がズイウン七不思議の一つ、「真夜中の製氷機」です

嘘です

七不思議は嘘ですけど製氷機の開閉音と足音は本当です、めちゃ怖くてちびりそうでした

僕が怖い話をすると気のせいでしょとか寝ぼけてたんでしょとかバカにされるんですけど今回は本当です、信じて

 

そんなホラーなズイウンで3月もラテアートワークショップが行われます

3月は満員ですが、4月2日はまだ2名さまの空きが有ります

4月2日の18時半、皆さまのご参加お待ちしています

一緒にホラーなラテアート体験を楽しみましょう